これまで写真で表現されていた物が、動画に置き換わるというパターンはこれからどんどん増えてくるでしょう。
そして、WEBの世界でその移行が真っ先に進むのではないかと思います。
下の画像をご覧ください。

あるWEBページのスクリーンショットですが、一番上だけを見ると画像とテキストの普通のページです。
しかし、実はこの画像が動画の1シーンである事が2番目のショットで分かります。
もちろん動画なので、一番下のショットのように動いていきます。
ご存知の通り、映像の世界はハイビジョン(HD)への移行の最終段階に入っています。
テレビも地デジへの移行に伴いHD化され、量販店で売られている家庭用ムービーの大半もHDです。
このHD、画素数でいうと、横1920画素×縦1080画素、約200万画素。
つまり極端に言うと、200万画素のデジカメで撮った写真が連続して動いているわけです。
これまでのSD規格のテレビが横640画素×縦480画素、約30万画素であったのと比較すると随分高画質になったと言えます。
こうなると、WEBでの画像レベルであれば、動画のワンシーンであっても十分に代用が利く事になります。
WEB記事の編集者は、これまで写真をセレクトし、それにテキストを組み合わせて記事を作り上げていましたが、これからは動画のワンシーンをセレクトする事になるかもしれません。
WEB記事に画像と同様に動画が埋め込まれ、それがスムーズに再生される環境が整って行けば、今まで以上に、紙媒体とは違った楽しさを提供して行けるでしょう。