2010年04月22日

Desktop Presenter を使った LAN内PCのデスクトップ配信

Ustream Producer Pro には Desktop Presenter という機能があります。
デスクトップをキャプチャし、映像ソースの1つとして扱える機能で、例えば、写真をスライドショーで再生し、解説を加えながら配信するといった場合に使えます。

dtp001.gif

ところで、この機能を立ち上げると、画像の様な子画面が出て来るのですが、その画面の下側にIPアドレスが表示されています。

dtp002.gif

ここで、ふと思い付くのが、他のPCのデスクトップ画面もネットワーク越しに取得できるのでは?という事。
そうなんです。Desktop Presenter にはちゃんとその機能が備わっているのです。
以下の画像をご覧下さい。映像ソース(ショット)として2つのデスクトップ画面が並んでいます。
1つは、Ustream Producer Pro を立ち上げているPCのデスクトップ画面で、もう一つは、他のPCのデスクトップ画面です。

dtp003.gif

さらに下の画像をご覧下さい。
これは、映像ソース(ショット)の編集画面なのですが、二つのデスクトップ画面にそれぞれIPアドレスが振られているのが見てとれます。(192.168.11.4が配信側PCのIPアドレスで、192.168.11.7がキャプチャ側PCのIPアドレス)

dtp004.gif

このようにネットワーク越しに他のPCのデスクトップ画面を取得する Desktop Presenter の使い方ですが、とても簡単。
ただ、事前に必要な手順があります。それは、画面をキャプチャしたい方のPCに Desktop Presenter と Bounjour というAppleのネットワークソフトをインストールする事。
Desktop Presenter 自体は、単独でもダウンロード&インストールが可能なのですが、ちょっと問題もあるので、Ustream Producer ごとインストールしてしまうのが手っ取り早いでしょう。Ustream Producer はフリー版のままで大丈夫です。
続いてBounjourですが、AppleのQuickTimeやiTunesをインストールする際に一緒にインストールされるので、気付かぬ内にインストールされている事もあります。また、こちらからもダウンロードする事が可能です。

こうして必要なソフトがインストールされたら、後はキャプチャしたい方のPCで Desktop Presenter を立ち上げるだけ。
Desktop Presenter は、Ustream Producerをインストールすると C:\Program Files\Ustream\Ustream Producer\rsrc 内に単独アプリとして存在するので、わざわざUstream Producerを立ち上げなくても、直接起動すればOK。

これだけで、LAN内にある配信側PCとキャプチャ側PCのBonjourが自動的に通信し、配信側PCの Ustream Producer Pro にキャプチャ側PCのデスクトップ画面が現れます。(LAN内にあれば、ワークグループが異なっていても問題なく機能します。)

この機能を使うと、離れた所にあるPCのパワーポイント画面の取得も可能なので、講演会やセミナーなどの配信に重宝するでしょう。

ところで、この機能を見つけるまでに、私自身、少々遠回りをしてしまいました。
ネットワーク越しに取得できるところまでは想像が付いたのでこちらのページには辿りつけたのですが、やり方が難しく解決できませんでした。
しかし、しばらくしてある方がツイッターの中で解決方法らしき事をツイートされていたので、尋ねてみたところ、いとも簡単に解決してしまった次第です。

USTREAM配信にしろ、Twitterにしろ、何とも面白い時代になったものです。

2010年04月15日

Twitter クライアント Tween

使用を開始してから2カ月程経過したTwitterですが、やっと使い方というか活用方法が分かって来ました。

使い始めた頃は、WEB上で利用していたのですが、フォローする人が増え、受信するツイートが増えて来ると、手に負えなくなってきました。
そこでクライアントソフト「Tween」を使い初めてみたのですが、それにより大きく使い心地が変化しました。
クライアントソフトというのは、ブラウザを立ち上げる事なく単独で機能するソフトで、とても多くのソフトが存在します。
その中からTweenを選択したのは以下のような理由からです。

● 新着ツイートをポップアップで表示してくれるので、受信したツイートにざっと目を通していける。
ポップアップが無く、新着を知らせるだけのソフトの場合、その都度、ソフトをアクティブにして確認しなければならない。

tw01.gif


● タブでツイートを分類でき、横スクロールの必要がない。
タブではなく、列としてずらりと並ぶタイプの場合、分類が多くなると横スクロールが必要となる。

tw02.gif


● 関連ツイートが色分けされる。
この色分けがないと、いちいち関連ツイートを探さなくてはならず、非常に手間が掛る。
また、関連ツイートを左右の矢印カーソルで次々に辿っていけるのも便利。

tw03.gif


ただ、使ってみて不便な面もあります。
最も不便なのは、Web上で設定したListが使えない事。
ソフトによっては対応してるものもあるので、早急に改善して欲しいものです。

とは言え、比較的頻繁にバージョンアップもされているようで、シンプルなインターフェースながら、なかなかオススメのクライアントソフトです。

[ 追記 ]

その後のバージョンアップにより嬉しい機能が追加されました。
特に気に入ったのは、以下の2点。

● 先に不満として書いていたListに対応してくれました。

tw04.gif


● Twitpicなどに投稿された画像へのリンクを含んだツイートを選択すると、その画像がプレビュー表示されるようになりました。

tw05.gif


[ 追記 ]

私的 ツイッターリンク
http://twitpic.com/
http://twitvideo.jp/
http://twitcaps.com/
http://tweetgrid.com/twitpicgrid
http://twilog.org/
http://togetter.com/
http://media.twitter.com/blackbird-pie/
http://isparade.jp/
http://www.xefer.com/twitter/
posted by Konak at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | PC・ネット関連

2010年04月12日

モーターサイクルショーをUSTREAMでライブ配信 パート3

「モーターサイクルショーをUSTREAMでライブ配信」のパート3は、2日目と3日目の様子です。

2日目の最初の配信は、駐車場待ちの車列から行いました。
またも渋滞に巻き込まれてしまった為、会場に着いた頃にはすでにパーキングは満杯状態。
駐車待ちの2台目につけたものの、一向に進む気配がありません。
その横をショーに訪れた多くのバイクが通り過ぎて行きます。
そんな状況をまるで現地特派員にでもなった気持ちで配信しました。
告知も何もしていなかったのでViewer数はもちろん極小。けれど、カメラとPCとモバイル通信さえあれば、直ちに映像を配信できるという事実に心が躍りました。

その後何とかパーキングに停め、急いで駆け付けたのが、屋外で行われていたトライアルバイクのデモンストレーション。
しかし、配信は、散々たるものとなりました。原因はWiMaxの電波状況。
ビッグサイト周辺におけるWiMaxの電波状況は、「WiMaxサービスエリア」の実測データからすると、とても良好と判断できした。
また前日のホール内での配信でも必要十分な速度が出ていたので、屋外での電波状況に不安を感じてはいませんでした。
しかし、そこに落とし穴がありました。
理由は全く分からないのですが、デモンストレーションの撮影に選んだ以下の場所は、全くと言っていいほど受信できないのです。



しかも受信テストを開始した頃には既に人が多く集まって来てしまっており、移動すらままなりません。
PCを様々な方向に向けたり高く持ち上げたりしたものの、受信状況は殆ど変わらず、感度を示すインジケーターも6個の内1つが点灯するかしないかといったレベル。
結局、配信はぶつ切れとなり、視聴には耐えがたいものとなってしまいました。
正直、ホール内でも3つから4つ、場所によっては5つものインジケーターが点灯していたので、屋外にこれ程電波状況の悪い所がある事を想像していませんでした。

3日目の配信は、「レディスウェアファッションショー」の様子。
今回のイベントでは、主催者側から被写体のプライバシーに関し念を押されていた為、編集無しのライブ配信はこのファッションショーしかアーカイブしていません。
しかもこの撮影の冒頭で重大なトラブルに見舞われたので、モデルさんを追い切れていない映像となってしまっています。



とにもかくにも、こうして3日間の配信を終えました。
視聴者数の確保や配信そのもののやり方など、多くの課題を残す結果となりましたが、無理をしてまでも配信に漕ぎ着けた事は、良かったと確信しています。
それは、ツイッターと連動したUSTREAMによるライブ配信の可能性を身をもって体験できたからです。

2010年04月10日

モーターサイクルショーをUSTREAMでライブ配信 パート2

前回の投稿から随分時間が経過してしまいましたが、「モーターサイクルショーをUSTREAMでライブ配信」のパート2です。

結局、イベント前日に購入したノートPC「Let's note CF-N9」のセッティングそして配信テストが完了したのはイベント当日の朝。寝ずにイベント会場に出掛ける羽目となりました。

会場到着後、まずは、イベントの主催者にライブ配信の旨を説明します。
今回はプレスとしての許可を得ていたのですが、申請時にはライブ配信はしないと伝えていました。
というのも、PCの手配がギリギリになり、また事前に配信の企画書を出すように言われていたりと、とても準備が間に合う状態ではなかったからです。
結局現場での直談判となったわけですが、被写体の許可を得る事、そしてそのプライバシーを十分考慮する事を条件に許可して貰えました。

首都高の渋滞もあり、会場に到着した頃にはプレス向けの開場が既に行われていました。
開場に入るとすぐ目の前にKTMのブース。しかもそこで電動バイクの発表をもうすぐ行うとの事。
とにかく許可を得て、準備に取り掛かりました。
一番心配なのは、モバイルネットワークWiMaxの受信状況。
事前にネットや販売店で、いろいろ調べてはいたのですが、イベントホール内における実際の電波状況がどの程度なのかといった確証は得られていませんでした。
以下の画像がその時の電波状況。
この状態がどの程度の電波状況なのか定かではなかったのですが、とりあえずは問題なくインターネットにつながり一安心。

ust01.JPG


続いて、UstreamProducerProのセットアップ。
とは言っても、カメラとの接続設定は既に済ませてあるので、残るは、配信クオリティーの決定です。
本来なら、回線のスピードテストをする等して決定すべきなのですが、時間も無いので、同じPCで配信と視聴が問題なく行えれば大丈夫であろうと判断し、セッティングしました。
以下の画像は配信クオリティによる設定の違いです。

ust_quality.gif


まずは、「High SD Quality」に設定。ただ微妙にカク付くようなので「Standard SD Quality」に変更しました。その後は特に途切れる事もなく配信できました。
以下の画像はその時の様子。事前告知など全くしていなかったので、私と友人を合せた、たったの3Viewersです。

ust_tools06.JPG

ust_tools11.JPG


以下の画像は会場に持ち込んだ各種機材。
PCの下に写っているのは、左からWiMax端末、IEEE1394ケーブル(2m)、IEEE1394カード(CB1394L)、さらにその下は左から、マイクケーブル(キャノン端子)、インタビューマイク(SM63)、ウインドジャマー。

ust_tools04.JPG


大小の三脚とカメラに付いているショルダーブレース。

ust_tools03.JPG


このショルダーブレースは以前の記事で紹介した物ですが、この後の会場内全歩き配信に活躍してくれました。
マイクに関しては、ワイヤレスマイク(UWP-V1)を持ち込みたかったのですが、今回は機器を減らしたかったので有線としました。
ただ、人が多くなってくると有線マイクはとても危険なので、やはりワイヤレスの方が良いでしょう。
また、配信しながらのインタビューは至難の業、結局今回は、YouTube用動画に使った程度となりました。

では続いて、「会場内全歩き配信」の様子を紹介します。
以下の画像は歩き配信に興味を持って頂けた方がiPhoneで撮影してくれた物です。

ust_tools09.jpg


配信方法はいたって原始的で、左手にPCを抱え、右手でカメラを支えます。
カメラは以下の画像の様に、手を離しても落ちはしないので、時折、カメラから手を放し、ツイートしたりしました。

ust_tools07.jpg


撮影中左手は使えないので、カメラは露出固定のオートフォーカス。
露出に関しては、オートでもよいのかもしれませんが、イベント会場の場合ライトなどの強い光が随所にあり、それらが画面内に入ると途端に映像が暗くなってしまうので固定としました。
今回準備期間が十分に取れなかったため実現できなかったのですが、当初はステディカメラを持ち込もうかとか、PCを支える画板を持って行こうかとか色々と検討はしていました。次回はその辺りを挑戦してみたいと思っています。

「会場内全歩き配信」は事前にできるだけツイッターによる告知をしました。
とは言え配信の30分程度前、またフォロワー数の多くない私のツイートなので何人が見てくれるのかとても心配でした。
それでも時に50人程度の方に同時視聴頂き、中には写ったバイクの事をツイートしてくれる方もいたりして私的には十分に満足の行く配信となりました。
ツイートはモーターサイクルショーのハッシュタグとして認知されていたタグを付けてツイートしていたので、その点も良かったのだと思います。
以下の画像はUSTREAMの統計から見たデータです。
この表を見ると、トータルでは118人もの人が動画を見に来て頂いていたようです。

ust_total.gif


全歩き配信は結局2時間弱に及びました。
軽いPCにハンディーカメラなので途中までは余裕がありましたが、終盤は、慣れない為か、体中がパンパンになって来て、挙句の果てには両足がつり、しばらく動けない時間も有ったりしました。
軽い装備ではあっても長時間のオペレーションがどれほど疲れるのかと言う事を実感しました。

なお、配信クオリティは確実性をとって「Basic SD Quality」としました。
全歩き配信の前に、会場の各所で電波状況を調べた結果、ネットワークが途切れる程受信感度の悪い場所は無かったので、おそらく配信中、途切れる事なく配信できていたのではないかと思います。

一日目の配信は、この配信を持って終了とし、残りの時間は写真を撮って周りました。
こちらにその写真を掲載していますで、どうぞご覧下さい。

2010年04月03日

モーターサイクルショーをUSTREAMでライブ配信 パート1

先日の記事の続き。

イベント前日の、しかも陽の暮れかかった頃に購入したノートPCを配信できる状態にし終えたのは、結局イベント当日の朝。寝ずに会場へ向かう事となりました。

PC開梱から実際の配信まで、その過程をつらつらと書いてみます。

まずはPCの準備。
○ 開梱し、Win起動前にHDDのクローンを制作。HDDのクラッシュに備えます。(前記事参照)
○ 初期設定を済ませ、セキュリティソフトのインストールとWindowsUpdate。
○ メモリの増設をして合計4GBに。
○ 「Try WiMax」キットを使ってドライバ&接続アプリのインストール。無事、WiMaxの接続を確認。(下方の注**をご覧下さい)
○ Ustream Producer のインストール。勢いに任せてPro版 & HDVプラグインをオンライン購入し、晴れてUstream Producer Proに。しかし、本当にPro版が必要だったのかどうか・・・分かりません。
○ 手元に有った、古ーいIEEE1394カード(IO-DATA CB1394L)を接続。Win7でも特に問題も無く認識しました。

これで、下準備は完了。ところで、要所々でシステムのイメージバックアップも実行しています。
新しいソフトやドライバを入れて不安定になってしまった場合、あれこれとトラブルシュートするよりも、さっさと前の段階に戻してしまった方が得策。特に今回のような時間の無い時ほど有効です。

とりあえず配信できる環境が整ったので、早速配信のテスト。
接続は下の様な感じ。1394カードからDVケーブルを使ってカメラと接続するだけ。
16:9での配信とするため、カメラからの送出はスクィーズドDVとしています。

ust_tools05.JPG


カメラは、普段制作に使用しているSONY Z5J。多くの方が使っている小型HDVカメラと比べると大きく重たいのですが、色々と利点もあります。
例えば、業務用音声端子が付いている事。高音質な音源を確保するために外部USBオーディオインターフェース等を使う必要がありません。マイク受けもライン受けもできるので、インタビューマイクを接続したり、PAから直接ライン音声を頂く事もでます。カメラ経由で音を取り込むので、Win7環境で問題の起きているUSBオーディオ入力のトラブルも回避できます。

ust_tools01.JPG


また、フォーカスやアイリスが簡単に調節できるのも大きなアドバンテージ。小型カメラでは、明るいバックの被写体が真っ黒に潰れてしまった場合など、瞬時に調整するのが難しかったりしますが、そんな時もすぐに対応できます。

ust_tools02.JPG


取り込みから配信まで、特にトラブルも無くテスト完了。

後日作成したものですが、Ustream Producerを使った配信までの基本的な流れを動画にしてみましたのでご覧下さい。



ちなみに、配信品質を「Basic SD Quality 16:9」(352*198 20fps 350kbps)にした時のCPU使用率は10-20%
「Best SD Quality 16:9」(720*405 30fps 600kbps)にした時のCPU使用率は30%前後
またHDVプラグインを使用して
「High HD Quality 16:9」(960*540 30fps 800kbps)にした時のCPU使用率は38%前後
なので、PCの性能としては、どの品質でも問題なく行けそうです。

こうして、配信のテストまで終えた頃には、夜が明け始めていました。

この後は、イベント会場での様子をお伝えしたいと思いますが、長くなったのでパート1はここまで。

以下の動画は「High HD Quality 16:9」のテスト配信をアーカイブしたもの。
やはりとても奇麗なので、帯域が確保できる際には是非とも使いたいものです。



(注**)
今回購入した「Let's note CF-N9」は、WiMaxアンテナが内蔵されています。そしてカタログにも15日間そのアンテナを使って無料お試しができると書いてあります。当然私もそれを利用するつもりでいたのですが、なんとビッグカメラのWiMax担当者にそのお試しキャンペーンは終了したから「Try WiMax」を利用するしかないと言われてしまいました。何となく腑に落ちないものの時間もないのでお試しキットを受け取り帰宅。抜き差しを面倒と思いつつ、イベントもとりあえず終了。しかし、改めてネットで確認してみると、15日お試しキャンペーンはまだ実施されている様子。サポートに確認してみると、単純に担当者の間違えとの事。あきれてしまいました。あの面倒な抜き差しは何だったのか・・・。しかも本来なら内蔵のアンテナで試せたはずなのに・・。まったくトホホなお話となりました。