2009年10月01日

一眼デジカメとコンパクトデジカメ

未だに各カメラメーカーが逃れられない呪縛があります。
ご存知の通り「画素数」、何百万画素とかいうものですね。

以下の写真をご覧ください。
上は一眼デジカメでキヤノンのEOS1DMk2という機種、下はコンパクトデジカメでソニーのT10という機種。EOS1DMk2は800万画素で、T10は700万画素。T10の画像はちょうどEOS1DMk2の一部を切り抜いた感じでしょうか。
どちらも手持ち・フラッシュ無しで撮影する為、1DMk2はISO1600、T10はISO1000という高感度設定にしてあります。(ホワイトバランスを違えて撮ってしまったので色の違いは気にしないで下さい)
KF1J8664.JPG
DSC02799.JPG

画素数だけを比較するとこの2機種はさほど大きな違いはありません。しかし、出来上がる画はご覧の通り大きな違いがあります。
大きな画面に広げて見るとその違いはさらに歴然となります。
低ISOにして低感度設定にすれば、若干差は縮まるかもしれませんが、歴然とした差が出る事に変わりはありません。

画質は画素数では決まりません!!! もうカメラをいじっている人であれば、誰もが知っている事なのに、何故メーカーは未だその事をちゃんとユーザーに伝えようとしないのか不思議です。

ちなみに、このブログに載せている画像は大体600ピクセル×900画素、つまり54万画素程度の画像です。最近の1000万画素クラスのコンパクトデジカメのスペックが如何にオーバーなものかお分かり頂けると思います。

ところで、キヤノンのEOS1DMk2。もうかれこれ発売から5年程経過するカメラですが、まだまだ私のような素人+αレベルの者には十分過ぎる能力を持っています。
ISO1600でも、WEB用なら問題無さそうです。

これから一眼デジカメを購入してみたいと思っている人、コンパクトデジカメの画質で満足できなくなって来た人、一世代前の中古一眼でも十分に楽しめますよ。懐にも優しいですし、オススメです。
posted by Konak at 23:10| 写真関連