2009年10月28日

自家製蛍光灯照明

映像を始めた頃、名の知れた照明機材という事で、RDS(現東芝ライテック)のUNIKITというハロゲン照明を中古購入しました。
そのキットは正しくプロ用で、1000Wが3灯というハイパワーな物した。
しかし3灯を全て点灯したら3000W。
場合によってはブレーカーが上がりかねません。
また1000Wのハロゲンライトともなるとパワーも半端ではなく、部屋の中で3灯も焚こうものなら、真っ暗な部屋が真昼間のお部屋の様。
しかも点灯後の灯体は非常に熱くなっており、下手をしたら火傷します。
結局、とても手に負える物ではなく、売却してしまいました。

そうして、照明に頭を悩ませていた頃、世の中に蛍光灯照明が出回り始めます。
蛍光灯照明ならば、消費電力も圧倒的に低く、また発熱もそれ程ではありません。
ハロゲンライトと比べると暗く、フリッカーや色かぶりなど色々問題はありますが、私にとっては非常にハンドリングし易そうでした。
そこで購入を検討しましたが、プロ用品価格の壁にぶち当たります。

ならば自作という事で、試行錯誤した結果が、これ。

handmadelight.JPG

大工センターで売られているコンテナに電球用ソケットを仕込み、電球型蛍光灯を付けました。
コンテナなので、蓋をして重ねて運搬可能。

light2case.JPG

奥側に反射板を張ったり、トップに冷却穴を開けたりと小技を効かせています。
が、効果は不明。
まぁでもそれなりの物になったと自負しています。

light_detail.jpg

使用する時はスタンドに載せ、デフューザー用の白濁板を装着。
如何でしょう。それっぽく見えませんか。

light_w_defuse.JPG

使用感も上々で、真っ暗な部屋で無ければ、十分に役立ちます。
欠点は、出力調整が効かない事。
ライト毎にスイッチが付いていないので、ソケットから外さないとオフできません。
それと、若干光量ムラが有る事。
これは本来致命的なのかもしれませんが、均一な被写体で無い限り気付かないので我慢。

shoot_w_light.JPG

これは、真っ暗な部屋で、被写体から1.5m位離し点灯した状態で写したもの。
カメラ側は ISO320 F4 SS1/40 です。

最近はLED照明が登場してきています。
蛍光灯照明と違い、光量調節も簡単、球切れほぼ無し、それ程熱くないし、自作も可能といい事づくめ。
これで安価になってきたら、また自作に挑戦したいと思っています。
posted by Konak at 23:55| 映像・コンテンツ制作関連