2010年01月04日

倍率色収差軽減

ニコンD3が発売された時に興味を惹かれた機能の1つが、「倍率色収差軽減」。
実際にこの機能によるものなのかどうかは確実な所は分からないのですが、D3以降のニコン機の中・上位機種のサンプルをつぶさに見ていると、明らかに色の滲みが少ない事に驚かされます。

私の言う色滲みというのがどのようなものか見て頂いた方が分かりやすいと思います。
なお以下のサンプルはこちらの記事から拝借したものです。
この記事では、色滲みに関しては特に取り上げられていませんが、私にとっては高感度ノイズ以上に気になりました。

photo_iro_001.jpgphoto_iro_002.jpgphoto_iro_003.jpg

如何でしょう。
7Dのサンプルの被写体に現れている紫や緑の縁取りのような色の滲みがD300では軽減されているのが見てとれると思います。

以下のページにあるサンプルの中の、空をバックにした建造物や乗り物など、キヤノン機で撮ると色滲みが発生するのではないかと思われます。
しかし、サンプルでは、色滲みも無くスッキリとし、被写体の質感がリアルに伝わって来るような感じがするのですが。

DPR Nikon D3 Review Samples Gallery
【伊達淳一のデジタルでいこう!】ニコンD3

もともと気にするようになった理由は、キヤノンに乗り換え、同時購入したレンズ17-40/F4Lを使用した際に盛大な色の滲みがあり愕然としたから。このレンズは廉価ながら画質には定評のあるレンズだったので、余計にショックが大きかったのかもしれません。
その後、24-105/F4Lを購入してからは、幾分色滲みが少ないようで、結果、このレンズばかりを使用するようになっています。

キヤノンもRAWで撮影し付属のDPPで処理するという手はあるのですが、必ずしも効果的ではありません。
やはり、カメラ本体内で意識する事なく軽減してくれるに越した事はないはず。
現行のニコン機の大きなアドバンテージと言えるこの色滲みの少なさを、是非とも早急にキヤノン機にも搭載して欲しいものです。
posted by Konak at 23:30| 写真関連