先日、私が所有しているビデオカメラ「HVR-Z5J」のAVCHD版とも言える「HXR-NX5J」の販売が開始されたと書きました。
そしてその数日後、今度はその民生版となる「HDR-AX2000」の発表です。
このHDR-AX2000、HXR-NX5Jと比較すると、SDI端子が無い・SSDユニットが付けられない・グリップ上のアクセサリシューが無い・GPS機能が無い・TC LINK端子が無いなどといった違いがあります。
そのHDR-AX2000が、発売に先立ち銀座のソニービルに展示されているとの事で早速見て来ました。
私の見たい点は、HXR-NX5Jにも共通する点なのですが、完全メモリー録画になった事による軽快性のアップが如何程か、そして新たに搭載された手ブレ補正の効果は如何程かといったところです。
まず、完全メモリー録画になった事による軽快性のアップに関してですが、これはInterBeeでも確認出来ていた通りに上々です。
Z5Jと比較すると十分に早く起動から撮影に入れます。ただ、民生用の小型ビデオカメラ程ではありません。
撮った映像のプレビューなどはもちろんサクサクです。
次に手ブレ補正に関してですが、正直な所、静止した状態での撮影では、Z5Jと大きな差は感じませんでした。
以下は、試し撮りしYouTubeにアップした物です。
やはり、歩いたりしないと、新しい手ブレ補正の効果は確認できないのかもしれません。
本当はそうしたかったのですが、電源ケーブルに繋がれていてできませんでした。
私にとって、この手ブレ補正の効果の程が実に興味深い点なので、関連雑誌で取り上げてくれるのを待ちたいと思います。
ただ、一つ気になったのは、アクティブ手ブレ補正の映像。
光学補正にプラスして映像エンジンによる補正が加わるわけですが、何となく歪むように見える事があるのは気のせいでしょうか・・・。
ところで、グリップの位置が随分と前に移動していました。
テープユニットが無くなった事で重心の位置が変わったためと思われますが、かといってZ5Jよりも軽く感じられるかと言うとそうでもありません。
むしろ、形状も変わった事により、薬指と小指の引っ掛かりが弱くなったのが気になりました。
せっかく、テープユニットを無くせた訳ですから、もう少し軽量化出来なかったものかと思います。
パナソニックのHMC-155が約1.7kgで400g近く違うのは如何なものかと・・・。
また、折角のダブルスロットなのですから、一眼デジカメのように、本体内でバックアップできるようプログラムをアップデートしてくれないものかと切に思います。
もっともそんな事をしてしまっては、SSDユニットが売れなくなるばかりか、HXR-NX5Jの売上にも関わるのでしょうから、まずは有り得ない事だとは思いますが。
2010年01月22日
HDR-AX2000
posted by Konak at 06:33| 映像・コンテンツ制作関連