2010年02月24日

ECM-672とUWP-V1に付属のラベリアマイクとの比較

以前、こちらの記事で、ECM-672とカメラに付属のマイクECM-XM1とを比較をしましが、今回はECM-672とワイヤレスマイクUWP-V1に付属のラベリアマイク(以下UWP-V1)との比較です。

672_uwpv1.JPG

UWP-V1を収録で使用した際、ワイヤレスマイクとしては安価な物にも関わらず、良く録れているなと感じていました。
ならばナレ録りにも使えるかもと思い、比較する事にした訳です。

結論から言うと、少なくとも今のナレ録りの環境では、ECM-672の足元にも及ばない事が判明しました。
とりあえず、今回のテストの報告をしておきます。

接続は、USBオーディオインターフェースのチャンネル1にECM-672を、チャンネル2にUWP-V1を接続。
ECM-672は30センチ程離れた上方から口元に向け、UWP-V1は口元から15センチ程の胸元にセットしました。
ピークレベルが同程度になるようにゲインを調節してあります。
感度は、UWP-V1の方が良く、ECM-672の方が余計にゲインアップしています。

まずは以下の動画をご覧下さい。



メーターの左がECM-672なのですが、ピークレベルが若干UWP-V1よりも上なのにも関わらず、何も話していない時のノイズレベルはUWP-V1よりも低い事が分かります。
つまり、ECM-672のSN比が、UWP-V1のそれよりも優れていると言えます。

また音質も明らかに違います。上の映像の音声をチャンネルごとに抜き出したものが、以下の2つで、上段がECM-672、下段がUWP-V1。
UWP-V1の音質が随分と籠っていてかさついた音なのがお分かり頂けると思います。(音量を上げてお聴き下さい)





今までの現場収録では、UWP-V1の音質が特に悪いとは感じていなかっただけに、少々疑問の残る結果となりました。他の機材との相性が悪かったのか、故障でもしているのか・・・。
また、今回はいつもより音のビビリが気になりました。早急な防音室の吸音対策が必要なようです。
posted by Konak at 23:30| 映像・コンテンツ制作関連