2010年03月09日

お名前.com さくらインターネット サブドメイン

所有するドメインは全てお名前.comで取得したもので、それらをさくらインターネットで運用しています。
さて、今回、そのドメインにサブドメインを設定しようとしたのですが、分からない部分が有りつまづきました。しかし、その後、サポートの回答により解決したのでご報告します。
とは言っても、ネットワークの基本を知っている人には至極当たり前の事だと思われますので、少々お恥ずかしいのですが。

まず初めにサブドメインとDNSサーバ(ドメイン ネーム システム サーバ)という用語の説明を少しだけ。
www.konak.jpを例にとると、jpに対してkonakが、konakに対してwwwがサブドメインになります。ただ、お名前.com等で取得するドメインはトップレベルドメインのjpとそれに続くサブドメイン(この場合はkonak)までとなるので、いわゆるホスティングサービスなどで使われるサブドメインとはwwwの部分を差す事になります。
そして少し語弊はありますが、ドメインを管理するサーバがDNSサーバと呼ばれるもので、お名前.comで取得した直後のkonak.jpは、お名前.comが管理するDNSサーバ(01.dnsv.jpや02.dnsv.jp)によって管理されています。

では本題に入ります。

今回つまづいたのは、サブドメインの設定の仕方です。
以下の画像をご覧下さい。
これは、さくらインターネットのコントロールパネルにある「サブドメインの追加」画面です。

sakura_domain_1.gif

「ドメイン名:」に続く欄に希望のサブドメインを記入し、その下の欄にお名前.comで取得したドメインを記入。そして「送信する」ボタンを押せばいいのであろう事は理解できます。
しかし、その下に、点線で囲まれた注釈があります。あまり理解できぬまま、お名前.comの設定を確認してみます。

では次の画像をご覧下さい。
これは、お名前.comのドメインNaviにある「DNS設定」画面です。

sakura_domain_2.gif

確かにこの画面を見ると、さくらインターネットの注釈に書かれていた通りに「NS ns1.dns.ne.jp.」と記入できそうです。
しかし、今度はその上の黄色い部分に「DNS設定(レコード)を利用するドメインは以下のネームサーバーを設定してください。プライマリ:01.dnsv.jp セカンダリ:02.dnsv.jp」と書かれています。
????? ここで訳が分からなくなりました。

何が訳分からなくなったのか説明します。

お名前.comで取得したドメインは、前述の通り、取得直後、お名前.comのDNSサーバ(01.dnsv.jpや02.dnsv.jp)によって管理されています。
しかし、その後、さくらインターネットでの運用を開始するに当たり、お名前.comのドメインNaviで管理DNSサーバをさくらのDNSサーバ(ns1.dns.ne.jpやns2.dns.ne.jp)に設定変更してあったのです。

つまり、黄色い部分に書かれている事は、管理DNSサーバを元のお名前.comのDNSサーバに戻せと言う事になるわけです。
そんな事をしてしまっては、元も子もありません。

結局、途方に暮れた挙句、さくらインターネットのサポートへ以下の様に確認しました。

「現在、「お名前.com」で取得したドメイン「konak.jp」を御社のネームサーバ「ns1.dns.ne.jp」と「ns2.dns.ne.jp」に変更した上で、御社レンタルサーバにて運用しています。
そして、この「konak.jp」にさらにサブドメインを追加して運用しようと「コントロールパネル/ドメイン設定/ドメインの追加/他社で取得された独自ドメインへのサブドメインの追加」にて設定をしようとしたのですが、注釈に「---略---」とあり迷っています。
ここで質問があります。
先に書いたように、ドメイン「konak.jp」のネームサーバはすでに「ns1.dns.ne.jp」と「ns2.dns.ne.jp」に変更してあるのですが、それでも、さらにこの「サブドメインのネームサーバの変更」を行う必要があるのでしょうか。
それとも、「konak.jp」のネームサーバが既に変更済みであれば、後は、先のコントロールパネルで、サブドメインを登録するだけでいいのでしょうか。」

そして頂いた返答がこちら。とても簡潔明快です。

「ドメイン[konak.jp]のネームサーバ名が、弊社指定のネームサーバ名に変更されている場合は、サブドメインのゾーン編集は不要でございますのでご安心ください。」

つまりこういう事です。

sakura_domain_1.gif

この画面の点線で囲まれた注釈は無視していいと言う事なのです。
ではなぜ、こんな注釈が書いてあるのか・・。
それは、ドメイン「konak.jp」を使わずに、サブドメインを付けたドメインだけを使う場合には、この注釈が有効になるという事なのです。
例を書くと、「konak.jp」は使わずに「blog.konak.jp」だけを運用する場合という事です。

結論を例をあげてまとめておきます。
「konak.jp」のDNSサーバをさくらの物に設定変更してあれば、そのサブドメインの設定時には改めてのDNSサーバ設定は必要はない。
しかし、「konak.jp」のDNSサーバをさくらの物に設定変更していない、つまりさくらで運用していない場合には、「blog.konak.jp」を使用する為に、ゾーン変更だけは行う必要がある。
その為には、まずさくらのコントロールパネルでサブドメインの設定をし、その後お名前.comの「DNS設定」画面で注釈通りに設定する。

この結論からすれば、お名前.comの「DNS設定」画面に有った黄色い部分の説明も納得が行きます。

以上の様に、結論が分かってしまうと至極当たり前の事の様に思えます。
しかし、さくらインターネットの設定画面に返答頂いた文言を書いて置いてくれればいいのにと思う私はイケナイ子でしょうか。
posted by Konak at 23:30| PC・ネット関連