結局、イベント前日に購入したノートPC「Let's note CF-N9」のセッティングそして配信テストが完了したのはイベント当日の朝。寝ずにイベント会場に出掛ける羽目となりました。
会場到着後、まずは、イベントの主催者にライブ配信の旨を説明します。
今回はプレスとしての許可を得ていたのですが、申請時にはライブ配信はしないと伝えていました。
というのも、PCの手配がギリギリになり、また事前に配信の企画書を出すように言われていたりと、とても準備が間に合う状態ではなかったからです。
結局現場での直談判となったわけですが、被写体の許可を得る事、そしてそのプライバシーを十分考慮する事を条件に許可して貰えました。
首都高の渋滞もあり、会場に到着した頃にはプレス向けの開場が既に行われていました。
開場に入るとすぐ目の前にKTMのブース。しかもそこで電動バイクの発表をもうすぐ行うとの事。
とにかく許可を得て、準備に取り掛かりました。
一番心配なのは、モバイルネットワークWiMaxの受信状況。
事前にネットや販売店で、いろいろ調べてはいたのですが、イベントホール内における実際の電波状況がどの程度なのかといった確証は得られていませんでした。
以下の画像がその時の電波状況。
この状態がどの程度の電波状況なのか定かではなかったのですが、とりあえずは問題なくインターネットにつながり一安心。
続いて、UstreamProducerProのセットアップ。
とは言っても、カメラとの接続設定は既に済ませてあるので、残るは、配信クオリティーの決定です。
本来なら、回線のスピードテストをする等して決定すべきなのですが、時間も無いので、同じPCで配信と視聴が問題なく行えれば大丈夫であろうと判断し、セッティングしました。
以下の画像は配信クオリティによる設定の違いです。
まずは、「High SD Quality」に設定。ただ微妙にカク付くようなので「Standard SD Quality」に変更しました。その後は特に途切れる事もなく配信できました。
以下の画像はその時の様子。事前告知など全くしていなかったので、私と友人を合せた、たったの3Viewersです。
以下の画像は会場に持ち込んだ各種機材。
PCの下に写っているのは、左からWiMax端末、IEEE1394ケーブル(2m)、IEEE1394カード(CB1394L)、さらにその下は左から、マイクケーブル(キャノン端子)、インタビューマイク(SM63)、ウインドジャマー。
大小の三脚とカメラに付いているショルダーブレース。
このショルダーブレースは以前の記事で紹介した物ですが、この後の会場内全歩き配信に活躍してくれました。
マイクに関しては、ワイヤレスマイク(UWP-V1)を持ち込みたかったのですが、今回は機器を減らしたかったので有線としました。
ただ、人が多くなってくると有線マイクはとても危険なので、やはりワイヤレスの方が良いでしょう。
また、配信しながらのインタビューは至難の業、結局今回は、YouTube用動画に使った程度となりました。
では続いて、「会場内全歩き配信」の様子を紹介します。
以下の画像は歩き配信に興味を持って頂けた方がiPhoneで撮影してくれた物です。
配信方法はいたって原始的で、左手にPCを抱え、右手でカメラを支えます。
カメラは以下の画像の様に、手を離しても落ちはしないので、時折、カメラから手を放し、ツイートしたりしました。
撮影中左手は使えないので、カメラは露出固定のオートフォーカス。
露出に関しては、オートでもよいのかもしれませんが、イベント会場の場合ライトなどの強い光が随所にあり、それらが画面内に入ると途端に映像が暗くなってしまうので固定としました。
今回準備期間が十分に取れなかったため実現できなかったのですが、当初はステディカメラを持ち込もうかとか、PCを支える画板を持って行こうかとか色々と検討はしていました。次回はその辺りを挑戦してみたいと思っています。
「会場内全歩き配信」は事前にできるだけツイッターによる告知をしました。
とは言え配信の30分程度前、またフォロワー数の多くない私のツイートなので何人が見てくれるのかとても心配でした。
それでも時に50人程度の方に同時視聴頂き、中には写ったバイクの事をツイートしてくれる方もいたりして私的には十分に満足の行く配信となりました。
ツイートはモーターサイクルショーのハッシュタグとして認知されていたタグを付けてツイートしていたので、その点も良かったのだと思います。
以下の画像はUSTREAMの統計から見たデータです。
この表を見ると、トータルでは118人もの人が動画を見に来て頂いていたようです。

全歩き配信は結局2時間弱に及びました。
軽いPCにハンディーカメラなので途中までは余裕がありましたが、終盤は、慣れない為か、体中がパンパンになって来て、挙句の果てには両足がつり、しばらく動けない時間も有ったりしました。
軽い装備ではあっても長時間のオペレーションがどれほど疲れるのかと言う事を実感しました。
なお、配信クオリティは確実性をとって「Basic SD Quality」としました。
全歩き配信の前に、会場の各所で電波状況を調べた結果、ネットワークが途切れる程受信感度の悪い場所は無かったので、おそらく配信中、途切れる事なく配信できていたのではないかと思います。
一日目の配信は、この配信を持って終了とし、残りの時間は写真を撮って周りました。
こちらにその写真を掲載していますで、どうぞご覧下さい。