2010年01月22日

HDR-AX2000

先日、私が所有しているビデオカメラ「HVR-Z5J」のAVCHD版とも言える「HXR-NX5J」の販売が開始されたと書きました。
そしてその数日後、今度はその民生版となる「HDR-AX2000」の発表です。

このHDR-AX2000、HXR-NX5Jと比較すると、SDI端子が無い・SSDユニットが付けられない・グリップ上のアクセサリシューが無い・GPS機能が無い・TC LINK端子が無いなどといった違いがあります。

そのHDR-AX2000が、発売に先立ち銀座のソニービルに展示されているとの事で早速見て来ました。

私の見たい点は、HXR-NX5Jにも共通する点なのですが、完全メモリー録画になった事による軽快性のアップが如何程か、そして新たに搭載された手ブレ補正の効果は如何程かといったところです。

まず、完全メモリー録画になった事による軽快性のアップに関してですが、これはInterBeeでも確認出来ていた通りに上々です。
Z5Jと比較すると十分に早く起動から撮影に入れます。ただ、民生用の小型ビデオカメラ程ではありません。
撮った映像のプレビューなどはもちろんサクサクです。

次に手ブレ補正に関してですが、正直な所、静止した状態での撮影では、Z5Jと大きな差は感じませんでした。
以下は、試し撮りしYouTubeにアップした物です。





やはり、歩いたりしないと、新しい手ブレ補正の効果は確認できないのかもしれません。
本当はそうしたかったのですが、電源ケーブルに繋がれていてできませんでした。
私にとって、この手ブレ補正の効果の程が実に興味深い点なので、関連雑誌で取り上げてくれるのを待ちたいと思います。
ただ、一つ気になったのは、アクティブ手ブレ補正の映像。
光学補正にプラスして映像エンジンによる補正が加わるわけですが、何となく歪むように見える事があるのは気のせいでしょうか・・・。

ところで、グリップの位置が随分と前に移動していました。
テープユニットが無くなった事で重心の位置が変わったためと思われますが、かといってZ5Jよりも軽く感じられるかと言うとそうでもありません。
むしろ、形状も変わった事により、薬指と小指の引っ掛かりが弱くなったのが気になりました。
せっかく、テープユニットを無くせた訳ですから、もう少し軽量化出来なかったものかと思います。
パナソニックのHMC-155が約1.7kgで400g近く違うのは如何なものかと・・・。

また、折角のダブルスロットなのですから、一眼デジカメのように、本体内でバックアップできるようプログラムをアップデートしてくれないものかと切に思います。
もっともそんな事をしてしまっては、SSDユニットが売れなくなるばかりか、HXR-NX5Jの売上にも関わるのでしょうから、まずは有り得ない事だとは思いますが。

2010年01月07日

HXR-NX5J 発売開始

昨年末のInterBeeで完成型に近い状態で参考出品されていた、NXCAMが「HXR-NX5J」となって早速販売開始です。
(画像はソニーのホームページから借用しました)

HXR-NX5J_000.jpg

早速、所有しているHDVカメラ「HVR-Z5J」+メモリードライブ「HVR-MRC1」と比較してみたいと思います。InterBeeで参考出品機を触った感想はこちら

□ 仕様上の比較
撮像素子・レンズ・ファインダー・液晶・最低被写体照度・外部マイクといった部分は同じようです。

■ 記録時間
16GBメモリーカード使用時
Z5J + MRC1 約72分(HDV)
NX5J 約85分(FX(24Mbps)+リニアPCM)

■ 記録可能メモリーカード
Z5J + MRC1 CF
NX5J MemoryStick Pro Duo または SDHC
てっきりMemoryStickだけかと思っていましたが、SDHCも可能。
しかもClass4以上が推奨なので、使用可能なメモリーカードとデュアルスロットである事を考慮すると、収録時間という点では、NX5Jの方が圧倒的に有利。むしろバッテリのもちが重要になりそう。
本体の2スロットのみで同時録画はできないので、バックアップにはメモリーユニットHXR-FMU128が必要のようです。

HXR-NX5J_006.jpg

■ NX5Jに増設された端子
SDI OUT
TC LINK IN/OUT

HXR-NX5J_007.jpg

■ 消費電力
Z5J + MRC1 7.3W + 2.2W 計9.5W(HDVテープ記録、マイク、液晶画面使用時)
NX5J 7.9W(マイク、液晶画面使用時)
メモリーユニットHXR-FMU128を付けると +1.1W
この差は、どの程度バッテリのもちに影響するのかな・・。
テープを駆動させていなければ、Z5Jももっと消費電力が低いだろうし・・。
これは実機での検証待ちですね。

■ 本体質量
Z5J + MRC1 約2.2kg + 約0.13kg 計2.33kg
NX5J 約2.2kg
メモリーユニットHXR-FMU128を付けると +0.08kg
HDVテープユニットが省かれたのにも関わらず、本体重量がほぼ同一というのは、残念。


□ 機能上の比較
ホームページで紹介されている機能のみなので、大した比較にはなりませんが・・。

■ Active SteadyShot
仕様PDFの注に「光学式補正と同時に信号処理も併用しているため、設定時は画角がわずかに望遠側に寄り、解像度が低下します」とありますので、民生用のXR500Vシリーズに搭載され、CX500Vシリーズで回転軸方向のブレをも補正すると話題を呼んだ、強力な手振れ補正が搭載されているようです。
Z5Jにステディカムか、それともCX520Vかなんて考えていたので、かなり興味を惹かれます。

HXR-NX5J_008.jpg

■ ヘッドホンモニター
ヘッドホンの音声をスイッチで切り替えられるようです。
ヘッドフォンを使わずにイヤホンで片チャンネルだけモニタする場合には便利そう。
実際、ヘッドフォンはかさ張りますし。

HXR-NX5J_012.jpg

■ GPS
GPSユニットが搭載されているので、何か新しい使い方ができそう。

■ Smooth Slow Rec やインターバル撮影など
Z5J + MRC1でテープレス録画の場合には、これらの撮影ができません。
ただ、バリアブル・フレームレート機能が付いていたら、もっと多彩な表現ができて楽しそうだったのですが。

比較は以上です。

私にとって重要なのは、「Z5J + MRC1」を「NX5J」に置き換えた場合に、どう機動力が変わるのかという事。
その点では、メモリー録画がさらに洗練され、タッチパネルと相まって迅速な録画・再生ができる事、そして強力な手振れ補正が付いた事は非常に魅力的。

HXR-NX5J_009.jpg

HDVからAVCHDへの変更は、画質にも影響するので重要なのですが、それに伴ってPCの新調やワークフローの見直しが必要となると、それ程必要性を感じません。
むしろ軽快なフットワークを重視すれば、HDVのままでよいとも思えます。
どうせAVCHD編集に対応するのであれば、表現力アップを目指し、ハンディーカムムービーではなくて一眼ムービー導入をと思ってしまいます。

「Z5J + MRC1」から「NX5J」への買い替えコストと、機動力の変化の度合いを天秤に掛けて、要・不要を検討する事になりそうです。

参考ページ
http://www.pronews.jp/column/inozo/1001071345.html
http://proportal.system5.jp/whatsnew/archives/11416
http://www.youtube.com/watch?v=n43Q_CS5eJk
http://vimeo.com/8590877
http://vimeo.com/7882773
http://urbanfoxtv.blogspot.com/2010/01/sony-hxr-nx5-is-nx-big-thing.html
http://www.amazon.com/Sony-HDR-AX2000-Definition-AVCHD-Camcorder/dp/B0031RGKZ8

2009年12月29日

「映像窓」

P1620378.jpg
(この画像はこちらより拝借しました)

窓の無い部屋に映像で作った窓を作りたい・・。
私が思い描いて来た映像の使い方の1つです。
フラットパネルディスプレイ展やInterBee、そして、International CES、そこで発表される映像パネルは年々大型化そして薄型化して来ています。
そういったパネルをまるで窓であるかの様に設置し、まるで窓から見ているかのような景色を映し出す。

KF1J8933.jpg

例えば、病院。
窓の見えない大部屋に「映像窓」を取り付け、もしそこに窓があったら見えるであろう景色を映し出す。
カメラはベランダや屋上に配置すれば済みます。
これだけでも、そこに入院する人達の気持は随分とよくなるのではないでしょうか。

そして、狭小地に立つ戸建。
窓を開けて見えるのが横の家の壁では、心がウキウキするはずがありません。
もしそこに「映像窓」が有って、隣の家によって遮られてしまった景色が見えたら、もうその家は狭小地ではなく、角地に立つ家同然です。

はたまた、地下鉄の構内の天井。
「映像窓」に映し出されるのは、奇麗な青空。雨が降っていても、それはそれでいいかもしれません。

時には海外の町並みや、おしゃれなカフェ、リゾート地から見える海など映し出してもいいでしょう。地下鉄の構内なら、イギリスの地下鉄が見えていたり、ニューヨークの地下鉄が見えていても面白いかもしれません。

大事なのは、まるでそこに自分がいるかのような視点の映像を写し出す事だけ。

///追記///
後日、面白い動画を見つけたので掲載しておきます。

2009年12月21日

SKIPシティ 簡易MAルーム

埼玉県 SKIPシティ 映像ミュージアム内 MAルーム(405編集室)の下見に行った時の動画と写真を載せておきます。
このMA室は部屋というより、ワンフロアをパーテーションで区切った一角で、その中に机と防音室が置いてあります。
ビジュアルプラザ内のMA室とは全くレベルの違う物です。
ただ、防音室があってPC(MAC/ProToolsLE)もあるので、簡易ナレーション収録には使えるかもしれません。
SKIPシティ全体の施設に感じる事ですが、県民用の利用料金を設定していたり、また映像制作の発展を目指している言う割には情報が少なく、だれでも気軽にといった感じではありません。
これ程の施設がありながら、有効利用ができているように感じられないのがとても残念です。
プロを講師に迎えて、色々なワークショップなどをどんどん開催してくれれば良いのに・・・。



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2009年12月19日

ノイズリダクション

映像の音声加工にSONYの Sound Forge を使用しています。
そこに Noise Reduction というプラグインが入っているのですが、とても重宝しているので紹介します。

最初に下の動画をご覧下さい
(というよりお聴き下さい。雰囲気も伝わるようにと動画付にしました)



先日編集したオートバイショップでのシーンなのですが、FAXが発していると思われるノイズがはっきりと聴き取れます。
そのノイズが、Noise Reduction 適用後には随分小さくなっているのがお分かり頂けるのではないでしょうか。
音が少々籠ったようになっているのは、現場音という事もあり、強めに Noise Reduction を掛けたためです。

Noise Reduction の使い方はとても簡単。
まず、消したいノイズのみが録音されているエリアを指定します。

nr001.jpg

その状態で、 Noise Reduction を立ち上げ、左下の「ノイズプリントのキャプチャ」をチェックし、再生します。

nr002.jpg

するとノイズ成分が分析されます。

nr003.jpg

分析後に、今度はノイズを消したい部分を選択し Noise Reduction を適用すればオーケー。

エアコンやファンのような一定に発せられるノイズには、かなり効果的です。
ワンマン撮影で、音の収録まで手が回らない私にとって、非常に心強いプラグインと言えます。