2009年12月15日

アビテックスの組み立て

予告の通り、アビテックス・ウッディボックスミニ・0.8畳の組み立て工程をお見せしたいと思います。
写真が多めなので、ざっと並べて説明を書いて行きます。
分かりづらい部分もあるかと思いますが頑張ってご覧下さい。

使用するパネルはサイドパネルと天井パネル、床パネルそしてドアの付いたサイドパネル。

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サイドパネルはご覧のように幅の異なるものが2種ありました。
重量は、大きい方が18kg位、小さい方が9kg位です。

パネルの接合部にはスポンジがあるのですが、運搬中に曲がったり切れたりするので、注意が必要です。
ただ、大工センターに売っていな物でもないので、最悪補修可能だと思います。

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これはサイドパネル下側

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これはサイドパネル上側

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これはサイドパネル横側

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これは天井パネル。電灯用のソケットが付いています。
電灯用の電気ケーブルは天井に抜けています。
重量は15kg弱。

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これらはサイドパネル内側にある、連結金具用の穴。

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また一枚のパネルには換気扇用の穴が開いています。
中にグラスウールらしき物が入っているのが分かります。
この穴に換気扇用の取付け金具をはめ、換気扇を取付けます。

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これは音場パネル。
木枠に吸音材らしきものが入っているようで、とても軽いものです。
一枚1kg位。ネジで固定します。

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取付け金具類。
使用する工具はプラスドライバだけです。
ただ、ドア横あたりの金具は取付けにくいので、スタビドライバと呼ばれる、柄の短い物があると便利です。

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換気扇。
この換気扇は、吸気と排気を同時に行うものです。
簡単に分解・清掃が可能。
音がそこそこするので、ナレーション撮りの時などには止める必要があります。
もちろん、気密性の高い防音室なので、都度、換気をしなければなりません。

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これらは床パネル。11kg位。
MDF材のような感じで、薄いのですが、しっかりしています。
実はこの床パネルが、今回、組み立てを一人でするはめになった原因です。
というのは、カビが生えてしまっていたんです。
前オーナーの家に水漏れが有ったようで、気付かないうちにカビが発生してしまっていたようです。
そのまま、設置する訳にもいかないので、薄めた漂白剤や防カビ剤で、洗浄しては天日干しというのを数回繰り返し、何とかこの状態にまでしましまた。
ただ、それでも少々不安なので、MDF材パネルを購入・カットし、スノコ状態に並べ、その上に床パネルを置いています。

ここからは、サイドパネルの組み立てです。
組み立ては養生用テープで仮固定しながら行いました。
サイドパネルは前述のように2種類の幅があり、幅広パネルの幅を1とすると、狭いのは0.5、ドアの付いたパネルは幅広のものと同じで1です。防音室自体の幅が1で、奥行きが1.5といった感じなので、パネルの位置を調整する事で、ドアの位置や換気扇の位置を調整できる仕組みです。

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最後にドア付パネルを取付けて、サイドパネルの組み立ては完了です。
ただ、このドア付パネルは、40kgの重量があるので注意が必要です。

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内側は連結金具をつかってこのような感じで固定されています。
マグネットの目隠しカバーも付いています。

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連結部のスポンジの様子。

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ドアの淵はゴムで密閉性を高めています。

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スノコの状態です。

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天井パネルを載せる前の状態です。
白いケーブルは電気ケーブルで、室内のスイッチとコンセントから続いています。

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天井パネルはこんな感じで載ります。
隙間から電気ケーブルを出し、一本はコンセントに、もう一本は、換気扇や天井中央からに抜けている照明用のケーブルと接続します。そんなちょっと強引な感じで、室内のスイッチと照明や換気扇が連動します。

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天井パネルの連結金具の様子。
音場パネルで隠れない部分は、木片で金具を隠します。

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床パネルとサイドパネルの連結金具の様子。
金具を付ける場所は特に決まっておらず、適当に付けます。
何度か、組み立て・分解を繰り返すと、ネジ穴ができてしまいますので、それを避けるように取付けます。

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金具の取付けが終わったら、床板を載せます。
2枚に分かれていて、13kg位と6.5kg位と、なかなかしっかりした集積板です。

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換気扇用台座パネルと換気扇の取付けの様子。
台座パネルはネジで止まっています。

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換気扇内側の様子。真中のスリットを堺に、吸気と排気が行われています。

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音場パネルの様子。
取付けは長めのネジを使用します。
サイドパネルにネジ用受け金具が埋め込まれています。

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室内のスイッチとコンセントの様子。

以上です。

防音室の中古としては、まだ多くのウッディボックスが流通しています。
DIYに慣れた人であれば問題のない作業ですので、業者に任せずになるべく安価に設置したいというチャレンジャーな方の参考になればと思います。

なお、私が当防音室の購入を検討していた時には、参考になるホームページが殆どありませんでした。
ただ、こちらの ( http://www.hatena.ne.jp/lisa-rec/ ) 来兎(らいと)さんが、移設に関わった事があると書かれていたので、思い切って聞いてみました。
すると丁寧なお返事をして頂き、とても参考になりました。
この場を借りて、お礼をさせて頂きたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。

それでは、最後に、皆さまご一緒に。
いやぁ〜、ホント、ネットっていいですねぇ〜。

2009年12月12日

防音室の導入

ナレーションをプロの方に依頼すると、それだけで映像制作費は跳ね上がります。
しかし、ニッチな映像には、そうそうコストは掛けられません。
そこで、自分でナレーションを入れようと無謀な事を考え始めたのが2005年。
右も左も分からなかったので、取りあえずナレーション学校に通い始めました。

けれど、元々早口の上に滑舌が悪かった私は、普通の人のレベルにもなかなか達する事ができず、最近になってようやくましになって来た程度。
練習すればするほど、プロの方の凄さが分かります。

こんな大変な事を続けて意味があるのだろうか。
そんな事を考えては何度か挫折し、かといってせっかく初めた練習を途中で止めるのはもったいないからと、何とか練習を続け現在に至っています。

そんな中、現在のマンションに転居して来て困ったのが、発声練習の防音対策。
それまで事務所兼住居の一軒家にいたので、防音など特に気にする事は無かったのですが、マンションの一室となるとそういう訳にもいきません。

これを機にナレーションは諦めようかとも考えましたが、さらに悪あがき。中古の防音室を探し始めました。
しかし、正規の物は、中古であっても非常に高価。
結局、ヤフーオークションで落札する事に相成りました。
その上、せっかく安価に落札できたのだからと、移転作業も自分でする事に。

そういった作業が得意な友人に助っ人を頼み、現場に向かいました。
まずは出品者の方の部屋で解体し、四階から一つ一つ階段で下ろし、七階の自宅までエレベータを使って搬入。
しかし、ちょっとした事情が有って、友人の手助けはここまで。
組立は自分一人でする事に。

でも、結果的には非常に楽な作業でした。
業者に依頼していたら、10万弱はしたかもしれない作業。
もちろん、友人にはアルバイト代を多めに渡しました(つもりです)。

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導入した防音室はアビテックス・ウッディミニ・0.8帖タイプ。
組立に必要な道具はプラスのドライバーのみ。
作業的には、大人2人がいれば問題無いでしょう。
組立の様子を次回の記事でざっとお見せします。
同じように、なるべく安価に導入してみたいと考えている方の参考になれば幸いです。

ちなみに作業手順書は貰えないのかとヤマハに確認をすると、「アビテックスの移設につきましては、はじめに製品を販売いたしましたヤマハ特約店が、専門業者手配の窓口となっております。アビテックス製品は重量物のため、安全面への配慮から、解体組立は、すべて専門業者で作業させていただいております。お手数ですが、元にお持ちの方に販売店をお問い合わせいただいた上で、お店から見積をとって下さい。」との事でしたので、自分で移設するとなると全て自己責任となる事は覚悟しなくてはなりません。というより、中古品の中古購入などは、眼中に無いようです。

2009年12月06日

ECM-672 と ECM-XM1 の比較

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ECM-672(写真下)はオールマイティに使え、最近はナレーション収録にも使用しています。
生産終了品ですが、以前は5万円そこそこで販売されていた物です。
一方、ECM-XM1(写真上)はカメラZ5Jに付属するマイクで、単品で1万円弱で販売されています。

Z5Jで収録したものを聞いていた限りでは、ECM-XM1でもそこそことれるものだなと感じていたので、比較してみました。

まず、USBオーディオインターフェースのチャンネル1に672を、チャンネル2にXM1を接続し、無声状態でのノイズレベルが同じになるように調節。(とはいえ目視なのでさほど正確ではありません)

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その状態で、サンプル文を収録するとXM1の方が若干レベルが低くめ。

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しかし、試しに時計のアラームを収録してみると逆の結果に。

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????。

周波数により、感度が違うと理解すればよいのでしょうか・・・。
勉強が必要なようです。

ところで、音質には随分違いがありました。
聴き比べるため、サンプル文の収録音を672とXM1に分離し、XM1のレベルを若干上げて、それぞれがほぼ同じレベルになるように調節。

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その結果、672の方が柔らかいというか、カサついていないというか、ナレーションとしては私には672の方が良く聞こえます。
波形で見ると同じようなのに随分違って聞こえるものだと少々驚きました。


ECM-672


ECM-XM1

(引用/星新一「アリとキリギリス」)

この比較から、少なくともナレーション収録にはECM-672を使おうと考えています。
これが価格なりという事なのかどうかは、私の今の技量では分かりません。
ただ、マイクの世界は奥が深いと再認識するとともに、もっと色々なマイクを使ってみたくなりました。

2009年12月02日

マンフロット クランプ&アーム

お気に入りの道具にマンフロットのクランプやアームがあります。

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新品で購入するとそこそこ値が張る上、中古でも機能的には問題がないので、某オークションでコツコツと揃えました。
これらを最初に目にしたのは、以前BBCの取材クルーを見た時。
招致したライダーの取材に来たクルーで、オートバイへのカメラの取り付けに使用していました。
見るからに頑丈そうで、その上様々に取付け方を変化できるクランプやアームを見て、ものすごく欲しくなったのを今でも覚えています。

サンプルとして脚立に取り付けてみました。

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3kg以上あるZ5Jを1つのアームだけでも支えられるのですが、さらにもう一本のアームでそのアーム自体を支える事で、より強固に保持できます。

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もちろん、もう一本加えて3点支持にすれば、さらに安定度は上がりますが、総重量は重くなってしまうでしょう。

アームは、中間にあるノブを締め込む事で各関節が同時に固定できる優れもの。
クランプは、パイプや板状の物などに強固に噛み付きます。

これらの道具を駆使する事で、単純になりがちなワンマン撮影の映像に大きな変化を持たせクオリティーアップに繋げられるので、持っておいて損は無いといえます。

2009年11月26日

SPLICD

SPLICDというサイト、このサイトはYouTube動画の再生スタートポイントとエンドポイントを指定し、その部分だけを切り出した動画を作成してくれます。
つまりYouTubeにアップした単一の動画を、WEB記事ページでは分割しテキストや写真と共に利用するといった有効利用が可能になるわけです。

このサイトを利用する事で以下のようなWEB記事が作成できます。
前回1080pの例で載せた映像を例にしてみます。

----サンプル記事----

この道路は新大宮バイパス。夜でも車の流れが絶えません。
(スタートを0秒、エンドを23秒の位置に指定)

「この映像は、交差点・日進(南)に架かる歩道橋から撮影しました。そして近くにはマクドナルドがあります。」


大きな地図で見る

黒い雲が覆った空を背に、マックのマークが明るく回り続けています。
(スタートを25秒、エンドを動画のラストに指定)

----サンプル記事 終----

如何でしょう。
YouTube自体に装備されている機能ではないため、いちいち別ウインドウが開いてしまうのは正直面倒ですが、動画を有効利用したWEB記事の可能性は少し感じて頂けると思います。

設定方法はとても簡単で、SPLICDのサイト上で開始点と終了点を入力するだけ。そうするとリンクが生成されます。

YouTubeにも指定の時間から再生を開始させる、&start= や #t= というオプションはあるので、あともう一歩、終了時間を指定できるオプションが実装されれば一番良いのですが。